緊急事態宣言延長 飲食業界や多くの業界が辛い想いをしています
緊急事態宣言が延長になりました。
飲食業界のみならず、打撃の大きい業界は多いですね。
今年に入ってから数える程しか出勤できていません。
正社員の方々が、なんとか持ちこたえようと頑張ってくださっています。
仕事に追いまくられた日々が思い出に変わりつつあります。
忙しい時は、本当は１７時終わりなのに２１時過ぎ迄残業したこともありました。
忙しすぎて帰るに帰れませんでした。私が帰ると他の方の負担になることは目に見えて
いたので帰ることが出来ませんでした。その位、追いまくられた時がありました。
飲食業界はよく『厳しい』と聞きますが、そこのお店も例にもれず、厳しかったです。
特に調理場は殺気立っていて、怒鳴り声を聞いてビクッとする日も少なくありませんで
した。
私が入った頃、どんどん人が辞めていきました。
まだ新米のアルバイト仲間同士、「ここは強くなかったら続けていけない」と話してい
ました。話していた方も、辞めていきました。
そして、私もずっと続けていけないなと感じて「辞めます」と２か月も経たないうちに
上司に伝えました。
しかし、「もう少し続けてみないか」と説得され、条件付きで続けることになりまし
た。あの頃に、もし辞めていたら今のこういう状態ではなかったかもしれません。
もっとましだったかもしれないし、もっと辛い立場だったかもしれません。
私が、思いとどまったことの一つに、働いている方の世代の広さがありました。
下は、高校生や大学生から、上は、８０代の方までいらっしゃいました。
その方々に教えられることがたくさんありました。
私なんかは、途中で休憩を挟んだら、もう仕事モードではなくなることを感じていたの
で、そういう仕事の入り方はしませんでした。正社員ならともかくアルバイトではした
くないと思っていました。
でもそこでは、８０代の方々もとてもパワフルでした。
休憩時間もがっつりご飯を食べて、仕事に戻っていらっしゃいました。
そして、夜遅くまで働かれていました。私は、本当にその姿を尊敬していました。
「本当にスゴイです。」とその方々を褒めたたえていました。なかなか出来ることでは
ありません。長い間この仕事に従事されているから体が慣れていらっしゃるのでしょ
うが、それでも持続されていることはスゴイと思いました。
学生さんは学生さんで、とてもしっかりされていました。
実際、学生の方にも教えてもらったりしていました。
学生の方も怒鳴り声を何ども聞いていると思いますが、その環境から逃げ出さずに頑張
っていらっしゃる姿に偉いなぁと思っていました。
そして、外国の方も働いていらっしゃいました。
従順に働いていらっしゃる姿に感動すらしていました。
学生の方もいらっしゃったし、日本にお金を稼ぎに来られている方もいらっしゃいまし
た。
世代の広さや、外国の方と一緒に働ける環境が、私の生活の刺激になりました。
なかなかこういう環境で働けることはないので、良い経験と思い、この環境を楽しもう
と思いました。
でも、コロナの影響で、外国の方は、国に帰られ、学生の方も多く辞めていかれまし
た。もうあの頃には戻れないと思うと、なんとも言いようのない寂しさがこみあげてき
ます。
あんなに忙しかった日々は一体なんだったのだろう。。。
先日、パートタイマーの説明会があった時に、上司が、「例えコロナが終息したとして
も、あの頃のように戻ることはないだろう。」とおっしゃっていました。
一度経験したことは、人の脳裏に焼きつきます。
一緒のポジションで働いていた方が、グループラインから削除されました。
どんどんグループラインの数が減っていきます。
どこまで持ちこたえられるのか。
どこまで人の心が折れずに続けていけるのか。
いつしかこんな時もあったねと今を懐かしく笑顔で語っている時がくるのでしょうか。
人はいつの時代も苦難を乗り越えてきました。
私たちの時代も乗り越えられるはずです。
『道は開けます』 生きていれば 『道は開けます』 そう信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました m(__)m
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